名前は「とりカエル」。変な名前だって? ボクはお気に入りなんだけどな・・・。みんなの家に住宅用火災警報器が取り付けられて、そろそろ10年たつから生まれたんだ。
そんなボクの使命は、住宅用火災警報器の交換時期をみんなに知らせること。10年が交換の目安なんだよ。
だから口グセは「10年たったら、とりカエル」。
住宅用火災警報器は、みんなのお家と家族を守る“正義の味方”。
つまり、ボクも“正義の味方”ってわけ。エヘン!
みんな、なかよくしてね!
住宅火災死者数が急増しているためです。
平成17年の住宅火災死者数は1,223名となり、統計を取り始めてから過去最高となりました。その多くは逃げ遅れによるもので、高齢者が半数以上をしめていました。高齢化社会が進むと犠牲者がさらに増加するおそれがあるため、義務化となりました。
原則的には、「寝室」と「階段」です。また、各市町村の条例によっては「台所」や「居室」などにも設置が必要です。
※居室とは、居間、寝室、台所であり、玄関、便所、浴室、脱衣室、洗面所、押入れ、納戸、廊下は居室に該当しません。
煙は階段を通じて上の階へと広がります。階段に設置すれば、上階の部屋に煙が充満する前に警報が鳴り、早めの避難を促すことができます。
火災警報器は電池が切れると作動しなくなります。ご自身で点検ボタンを押すなどして、作動確認を行ってください。
作動確認は、定期的に行ってください。なお、次の場合には作動試験を必ず行ってください。
電池の寿命または電池ホルダ部のサビなどが考えられます。電池を新しいものに交換や電池接続部分を確認してください。
電池を新しいものに交換しても作動しない場合は、故障も考えられますので、販売店または、メーカーにご相談ください。
タバコの煙、調理時の湯気や煙、ホコリなどが原因で火災警報器が鳴る場合は、数分間で警報は停止します。ただし、この現象がひんぱんに発生するときは取り付け位置を変更してください。
ピッと短い音が一定の間隔で鳴る場合は、電池切れの注意音です。火災ではありません。電池を新しいものに交換してください。電池交換をしても注意音が鳴り続ける場合は機能異常が考えられますので、新しい火災警報器とお取り替えください。(電池交換が不要な機種は、新しい火災警報器とお取り替えください。)
燻煙式の殺虫剤などを使用すると、警報を発することがあります。殺虫剤を使用する場合は、火災警報器を取り外す、ビニール袋で覆う、またはACプラグを抜くなどしてください。(燻煙式の殺虫剤などを使用した後は、速やかに元に戻してください。)
定期的にお手入れ・掃除をしてください。火災警報器はホコリが入ると誤作動を起こす場合があります。お手入れ・掃除の方法は機種によって違いますので取扱説明書をご確認ください。
お手入れ・掃除の際は以下のことに気をつけ、破損しないようていねいに取り扱いましょう。
交換した火災警報器や電池は市町村条例に基づいて廃棄してください。
※海外で生産された住宅用火災警報器の中には、放射線源を用いた「イオン化式」と呼ばれるものがあります。「イオン化式」を廃棄する場合には、法令で定められた特別の廃棄処理が必要です。必ず販売店にご相談ください。